イトーキが反発、東京23区で通勤路線の少ないオフィスビルの空室率まで下がり始めたと伝えられ需要増などに期待

2025年9月10日 13:17

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■オフィス家具の大手、今期は売上高が1年前倒しで計画を達成する見込み

 イトーキ<7972>(東証プライム)は9月10日の後場一段と強含んで2411円(33円高)まで上げ、3日ぶりの反発相場となっている。オフィス家具の大手で、都心部のオフィスビルの入居状況について、「東京23区オフィス『1路線物件』も空室率低下」「東京23区で通勤に使える鉄道路線数が少ないオフィスビルの空室率まで下がり始めた」(日本経済新聞9月10日付朝刊)と伝えられ、需要増加などへの期待が強まっている。

 9月9日には、北海道の自然を木製家具にする株式会社カンディハウス(北海道旭川市)と家具の共同開発について発表。いずれも期待材料視されている。業績は好調で、第2四半期決算(中間期:2025年1月~6月・累計)は、売上高が中間期としての最高を連続更新し、営業利益と経常利益は前年同期比5割超の大幅増益となった。同時に通期の連結業績予想の増額修正も発表し、売上高は、2月に開示した前回予想を3.4%上回る1500億円(前期比8.3%増)の見込みに見直し、中期経営計画の最終年度(2026年度)の目標を1年前倒しで達成の見込みとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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