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大阪駅の商業施設「ルクア大阪」に新館、大丸の売り場縮小跡に2026年4月開業へ
JR大阪駅直結の商業施設「ルクア大阪」(大阪市北区梅田)を運営するJR西日本SC開発は、2026年4月に新館となる「ルクアサウス」を開業する。大阪駅南側のサウスゲートビルディングで核店舗の大丸大阪店が売り場面積を約4割減らすのに伴い、大丸が退去する10~15階に入る。これにより、ルクア大阪はノースゲートビルディングの「ルクア」、「ルクアイーレ」と合わせて3館体制となる。
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ルクアサウスは、延べ床面積約3万3,000平方メートルで、うち売り場面積約1万6,000平方メートル。10~13階は「ルクアキャラクターズワールド」と銘打ち、国内最大級の広さでキャラクター商品の販売を進める。
大丸大阪店に入居している「ポケモンセンターオーサカ」や「ニンテンドーオーサカ」、「ONE PIECE麦わらストア」など国内外で高い人気を誇る店舗を一堂に集める。関西の若者や子どもたちだけでなく、訪日外国人観光客の需要を取り込む狙いもある。
14、15階はレストランゾーンの「ルクアサウスダイニング」。14階は大丸大阪店に出店している牛タンの「仙台辺見」、江戸前寿司の「築地寿司清」、ウナギの「かわ祥」、天ぷら・鯛めしの「与太呂」、讃岐うどん・しゃぶしゃぶの「粂屋」など11店が引き続き営業するほか、複数の新店舗を集める予定。15階は大丸大阪店の催事場を飲食街に改装する。
サウスゲートビルディングは1983年、アクティ大阪の愛称で開業した。2011年には南側に増築し、現愛称に改めている。大丸大阪店はアクティ大阪の開業当初から核店舗として入居していたが、阪急うめだ本店、阪神梅田本店など近隣商業施設との競争が激化する中、売り場効率を高めるとして店舗の縮小を決めた。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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