仮想通貨投資で始める副業　メリットやリスクは?

　新NISAが大きな注目を集めているが、仮想通貨投資も副業として検討する余地があるだろう。本記事では、仮想通貨投資の基本から、投資を始める際のメリットと注意すべきリスクについて紹介する。

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■仮想通貨投資はすぐに始められて高リターンが期待できる

　仮想通貨投資とは、ビットコインやイーサリアムなどのデジタル通貨を対象とした投資である。ドルやユーロといった外貨為替に投資するように、ビットコインやイーサリアムに投資するのだ。伝統的な金融市場と異なり、仮想通貨市場は24時間365日稼働しており、世界中で取引が行われている。

　仮想通貨は、分散型台帳技術であるブロックチェーンを利用している点が特徴だ。この技術により、第三者機関を介さずに取引の透明性が保たれ、セキュリティが強化されている。また、仮想通貨は「マイニング」と呼ばれるプロセスによって生成され、市場に供給される。

　仮想通貨投資のメリットとしては、主に「高いリターン」、「市場にアクセスしやすい」、「イノベーションに投資できる」といった点が挙げられるだろう。

　仮想通貨市場は非常にボラティリティ(価格変動)が高いが、同時に高リターンを期待できる。そして、スマートフォンやパソコンがあれば、いつでも仮想通貨市場へのアクセスが可能だ。そのため、複雑な手続きを省いて、比較的容易に投資を開始できるメリットがある。

　また、投資対象は、必ずしも仮想通貨だけに限定する必要はない。仮想通貨は金融以外にも、様々な産業で採用されている。特に、NFTなど先進的な業界との親和性は高く、イノベーションに投資できる点も仮想通貨投資のメリットと言えるだろう。

■仮想通貨は価格変動しやすく、市場が予測しにくいリスクがある

　仮想通貨投資にはメリットがある一方で、当然リスクも伴う副業だ。デメリットやリスクとしては、「価格が変動しやすい」、「規制の不確実性」、「流動性の問題」などが挙げられる。

　仮想通貨は価格が非常に変動しやすく、短期間に大きな価格の上下動が発生することがある。そのため、大きな利益を得る可能性がある反面、重大な損失を被るリスクもある点には特に注意が必要だろう。

　加えて、仮想通貨市場は比較的新しいため、規制も不確実で変動しやすい。伝統的な金融市場に比べて歴史が浅いため、予測がなかなか難しい点はデメリットだ。例えば、一部の仮想通貨には流動性の低いものがあり、価格変動に対して売却などの対応を即座に行えないケースもある。

　このようなデメリットやリクスを理解した上で、仮想通貨投資を副業として始めたい場合、まず仮想通貨取引所で口座を開設する。仮想通貨取引所は複数あるため、評判、セキュリティ、サービス内容を吟味して慎重に選ぶのがいいだろう。

　それから、すぐに仮想通貨投資の副業を開始するのではなく、事前に必要な知識を学習しておくのがおすすめだ。仮想通貨投資で利用されるブロックチェーン技術、仮想通貨それぞれの特徴や違いなどを確認しておくことで賢明な判断ができる。

　あわせて、仮想通貨投資のノウハウやセオリーなども理解しておけば、準備した資金を無駄にせずに済むだろう。くれぐれも、仮想通貨投資の副業は、小さくないリスクが伴ないことに注意していただきたい。その上で始めれば、副収入を得る有効な手段となるはずだ。（記事：西島武・記事一覧を見る）