田町タワー、商業施設「田町タワーモール」が11月30日開業 約20店が出店

2023年11月20日 16:27

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完成した田町タワー(徳栄商事発表資料より)

完成した田町タワー(徳栄商事発表資料より)[写真拡大]

  • 11月30日から行われるイルミネーションのイメージ

 徳栄商事、田町ビル、三菱重工業が東京都港区で整備した大型複合施設「田町タワー」(港区芝)で、商業施設の「田町タワーモール」が11月30日にグランドオープンする。カフェやレストラン、クリニックモールなど約20店が登場し、JR田町駅周辺の新たなにぎわいの場所となりそうだ。

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 田町タワーは、江戸時代の薩摩藩蔵屋敷跡に整備された地下2階、地上29階建て延べ約11万2,000平方メートル。施設の大半はオフィスになるが、地下1階から地上4階までが商業施設の田町タワーモールとなる。2階デッキが隣接ビルのデッキを通じてJR田町駅に直通するほか、都営地下鉄三田駅との直通出入口も設けられる。施設の中には滞留スペースが設けられ、イベント会場などとして使用される予定。

 出店する店舗は、フラワーショップ・カフェ・食物販の「UTSUWA FLOWER&BAR」、トンカツの「まるや」、つけ麺の「やすべえ」、海鮮居酒屋の「うお宿」。医療系では、カイロプラクティックの「ホットカイロ田町」、クリニックモール・健診センターの「MYメディカルクリニック」など。カフェの「スターバックス」など一部店舗は先行開業している。グランドオープン当日は記念イベントが行われる。

 田町駅周辺はオフィス街となっているが、このところ多数の再開発計画が始動して大きな変化を遂げようとしている。2020年に複合施設の「ムスブ田町」が開業したのをはじめ、2023年は公共施設と商業施設が入る複合施設「札ノ辻スクエア」、大規模オフィスと住宅で構成される「東京三田ガーデンタワー」が登場している。

 さらに、東京工業大学の田町キャンパスでは土地活用事業が計画され、NTT都市開発やJR東日本グループなどが大規模複合施設の整備を予定している。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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