奈良の「イオンモール橿原」増床着工、2024年秋にスケールアップし新装開業へ

2023年11月1日 17:07

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イオンモール橿原増床部分の開業イメージ(イオンモール発表資料より)

イオンモール橿原増床部分の開業イメージ(イオンモール発表資料より)[写真拡大]

 イオンモールは奈良県橿原市の大型ショッピングセンター「イオンモール橿原」(橿原市新堂町)隣接地で施設の増床工事に入った。広場と一体化した新施設を整備し、2024年秋にスケールアップして新装開業する。

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 増床工事は「(仮称)イオンモール橿原3期増床計画」のプロジェクト名で、既存施設西側の約10.5ヘクタールの土地を活用して進める。新施設は鉄骨建築の延べ約2万6,000平方メートル。来店客や市民の憩いの場所となる広場と一体化させて整備する。既存施設と新施設は間を通る県道35号をまたぎ、人と車が通行できる連絡ブリッジで結ぶ。

 出店するテナントは公表されていないが、イオンモールは暮らしを便利にする専門店やサービスを導入するとしている。ほかに地域のコミュニティー活動を活気づかせる場所も新たに設ける。

 イオンモール橿原は曲川土地改良区と高田木材協同組合の所有地を活用して2004年、「ダイヤモンドシティ・アルル」としてオープンした。ジャスコ橿原店を核店舗とする4階建て店舗と6階建て立体駐車場で構成する施設で、延べ床面積約16万平方メートル。うち売り場面積が約3万9,000平方メートルあり、約130店が出店した。

 2008年には早くも大規模増床を行い、延べ床面積が約22万5,000平方メートル、売り場面積が約8万4,000平方メートルに拡張された。出店店舗も約240店に増えている。この間、施設名称はイオンモールとダイヤモンドシティの合併で「イオンモール橿原アルル」、さらに「イオンモール橿原」に変更された。

 2023年春には大規模リニューアルを実施し、マルシェエリアの導入やライフスタイル雑貨の強化に乗り出している。現在は地元の奈良県だけでなく、大阪府や和歌山県など広域から集客している。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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