日経平均VIは上昇、株価堅調だが警戒感は緩和せず

2023年5月12日 14:12

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記事提供元:フィスコ

*14:12JST 日経平均VIは上昇、株価堅調だが警戒感は緩和せず
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時5分現在、前日比+0.31(上昇率1.98%)の15.93と上昇している。なお、今日ここまでの高値は16.13、安値は15.37。

今日の東京市場は取引開始後の売り買い一巡後は買いが優勢となり、買い一巡後に伸び悩む場面はあったが、その後、上昇幅を広げる展開となった。一方、市場では高値警戒感が継続していることに加え、米金融不安や米債務上限問題が懸念材料として意識され、今日は株価が堅調だがボラティリティーの高まりを警戒するムードは緩和せず、日経VIは概ね昨日の水準を上回って推移している。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。《SK》

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