ENEOSホールディングスが高値更新、「JX金属の分離検討」報道で買い先行

2023年5月11日 11:42

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

■「株式公開も視野」などと伝えられ期待強める向きも

 ENEOSホールディングス<5020>(東証プライム)は5月11日、次第に強含んで上げ幅を広げ、午前10時30分にかけて4%高の497.2円(16.8円高)まで上げて5日ぶりに年初来の高値を更新している。10日夕方、日経電子版で「ENEOS、JX金属の分離検討、株式公開も視野」などと伝えられ、買い材料視されている。報道では、「11日に発表する2026年3月期までの中期経営計画に盛り込む方針」としたため注目が集まっている。

 一方、会社側は10日夜に東証適時開示で「本日の当社に関する一部報道について」を発表し、「様々な資本政策を常に検討しておりますが、現時点において具体的に決定した事実はありません」「開示すべき事実を決定した場合には、速やかに公表いたします」などとした。JX金属は経営統合前の新日鉱ホールディングスの事業会社で、新日鉱Hの前は日本鉱業の社名で株式を上場していた。ベテラン投資家の中には、これを挙げて、可能ならせひ分離上場してほしいと期待する声もある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

【関連記事・情報】
【株式市場特集】1月以来、業績を上方修正して黒字転換した銘柄の決算発表日に注目(2023/04/24)
【株式市場特集】鉄鋼株、オートバイ株、産業ロボット株をバフェット氏へ推薦(2023/04/17)
【株式市場特集】「楽しい株式投資」を提案!大谷翔平・WBC関連株と藤井聡太関連株(2023/04/10)
【株式市場特集】消費関連の最出遅れ株、サードパーティー銘柄ともいうべき食品・水産物の卸売株に注目(2023/04/03)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事