新興市場銘柄ダイジェスト:Arentはストップ安、CANBASが大幅に3日ぶり反発

2023年4月18日 15:40

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記事提供元:フィスコ

*15:40JST 新興市場銘柄ダイジェスト:Arentはストップ安、CANBASが大幅に3日ぶり反発
<5254> Arent 4460 -1000
ストップ安。目立った取引材料は見当たらないが、出来高を伴いながら値を下げている。Arentは3月28日に新規上場した後、売り買いが交錯しながら前日の4月17日に上場来高値の6400円まで上伸した。初値(1802円)の3.5倍を超える水準に達したことから高値警戒感が台頭してきたことに加え、前日までの連騰の反動で利益確定売りに押されているようだ。

<5246> ELEMENTS 1144 +113
大幅に続伸。Zホールディングス<4689>傘下のファッションEC「ZOZOTOWN」の年齢確認に、グループ会社の本人確認サービス「LIQUID eKYC」が導入されると発表している。LIQUID eKYCは、AI審査で本人確認業務を自動化するサービス。撮影画像の品質をチェックする画像処理技術や本人確認書類の文字を読み取るOCR技術などの精度の高さが特徴という。

<4575> CANBAS 1840 +242
大幅に3日ぶり反発。米国で進めてきた膵臓がん3次治療を対象とするCBP501臨床第2相試験で、臨床試験実施施設とCRO(医薬品開発業務受託機関)でデータ取得終了指示の遂行が確認されたと発表している。実質的な試験終了となる。今後、論文や学会発表などでデータを公表する予定。河邊拓己社長は「CBP501を臨床第3相試験に進めることの価値を強く裏付けるもの」と述べている。

<7794> イーディーピー 2707 +144
大幅に5日ぶり反発。「佐賀大学の研究グループが人工ダイヤモンドを使った高品質の半導体の回路を世界で初めて開発したと発表した」と報じられ、買い材料視されている。報道によると「実用化されれば、携帯電話の高速・大容量の通信規格などへの活用が期待される」という。イーディーピーは半導体への応用に向けた研究開発で使用可能なダイヤモンド基板を供給しており、関連銘柄の一角として物色されているようだ。

<9254> ラバブルマーケ 1550 +20
反発。SNSマーケティング支援事業の子会社ジソウ(東京都港区)が地方自治体や飲料メーカー、情報通信など複数社のSNS運用支援をスタートすると発表している。具体的な支援内容は、SNS運用の自走支援やSNSの運用代行、SNS運用に関するセミナー・研修など多岐にわたるという。ジソウは6日に設立したばかりで、順調な滑り出しを好感した向きが買いを入れているようだ。

<3907> シリコンスタ 1450 -20
4日続落。10万株(1.47億円)を上限とする自社株買いを実施すると発表している。発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は3.36%。18日朝の立会外取引(ToSTNeT-3)で買い付けを委託する。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とすることが目的。シリコンスタジオ株は13日に年初来高値を記録した後は続落している。《ST》

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