中国、ゲームしすぎから未成年者守る取り組みで一定の成果を上げたと評価

2022年11月27日 15:51

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記事提供元:スラド

中国のビデオゲーム業界団体や研究施設がゲームのプレイしすぎから未成年者を守る取り組みの報告書を 22 日に公開し、未成年に対するプレイ時間制限が一定の成果を上げているとの見方を示した(China Daily の記事The Register の記事新浪科技 の記事中華少年児童慈善救助基金会 の記事)。

保護者からの聞き取りによる未成年者のプレイ時間では、週 3 時間未満が 2021 年の 67.76 % から 75.49 % まで増加。3~6 時間は 17.65 % (-5.47)、6~12 時間は 5.43 % (-1.12)、12 時間以上は 1.43 % (-1.15) となり、3 時間以上のすべての階層で減少した。未成年者への聞き取りではゲーム関連の支払額が最近一年間で減少したとの回答が 29.25 % を占め、増加したとの回答 (15.31 %) を大きく上回っている。

保護者の 85 % 以上は子供が自分の監督下で適度な時間プレイすることを認めており、35.62 % は自分の身分証明書でアカウント登録することを認めているという。大人の身分証明書でアカウント登録すればプレイ時間制限を回避できるが、未成年の 76.53 % が顔認証を要求されているとのことで、回避を防ぐこともできているようだ。 

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