パナソニック開発のフルディスプレイメーター、マツダ「CX-60」に搭載

2022年10月16日 15:16

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12.3インチフルディスプレイメーター(画像: パナソニックの発表資料より)

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 パナソニック オートモーティブシステムズは13日、同社が開発した12.3インチフルディスプレイメーターが、マツダが9月に発売した新型「CX-60」に搭載されたと発表した。

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■開発の経緯

 CX-60に採用されたフルディスプレイメーターは、パナソニックとして初めてマツダの乗用車に採用されたものとなる。

 12.3インチフルディスプレイメーターは、マツダとパナソニックが2016年より共同開発を行なっており、マツダは洗練された表現とカッコよさを求めていたところに、パナソニックの技術力を詰め込んだ。

 その結果、高精細で高解像度の3Dグラフィックにより設計を行なった。メーターは通常であれば、機械式の針メーターが多く採用されるが、すべて3Dで表現することに成功。開発では事業所の場所が違うことから、パナソニックは広島に専任チームを配置するなどして、マツダの設計部署と緊密に連携をとったという。

■12.3インチフルディスプレイメーターの概要

 オープニング画面は、エンジンをONにすると波打った水の上にたたずむCX-60が走り出す演出になっており、そこからスピードメーターなどの各リングが表示される3眼表示へと移行する。

 走行時にPレンジからDレンジにシフトチェンジするときには、インジケーターが流れるように変わるのが見て取れ、加減速に伴い光彩の帯をはなつしくみになっている。

 ユーザーが走行モードを変更すると、同時にメーター表示も変更される仕様となっており、ひと目で現在の走行モードが視覚的に把握できる。例えばオフロードモードであれば、通常の走行モードよりもパワーが必要となるため、足元がしっかりするようなガッチリしたメーター表示に変わるなど、ユーザーを楽しませる工夫が施してある。

 運転支援表示はリアルタイムで更新されるようになっており、奥行きや車線表示もしっかりと追従できる3Dグラフィックのため、見やすさにも配慮されている。

 今後パナソニックは、今回の採用を皮切りに、この領域においてリーディングカンパニーを目指す方針という。(記事:キーパー・記事一覧を見る

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