横浜の高架下商業施設「星天qlay」、12月に第1期オープンへ スーパーなど登場

2022年9月22日 07:42

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「星天qlay」Bゾーンの開業イメージ(相鉄アーバンクリエイツなど発表資料より)

「星天qlay」Bゾーンの開業イメージ(相鉄アーバンクリエイツなど発表資料より)[写真拡大]

 相鉄グループの相鉄アーバンクリエイツと相鉄ビルマネジメントは、横浜市保土ケ谷区の相模鉄道本線立体交差事業で誕生した高架下に商業施設「星天qlay(ホシテンクレイ)」の第1期を、12月にオープンする。全長約1.4キロの高架下を5つのゾーンに分けて開発しているうちの一部で、スーパーや物販店、カフェなど12店が出店する予定。

【こちらも】相鉄・星川~天王町駅間の高架下商業化、星川駅付近などが2022年冬開業へ

 星天qlayが整備されるのは、相鉄本線の星川駅-天王町駅間を中心とする約2万5,000平方メートル。A~Eの5ゾーンに分けて開発する計画だが、第1期オープンではBゾーン(星川駅部分)に12店を集めるほか、隣接するAゾーン(星川駅西側)の一部に駐車場を設ける。

 出店するのは、スーパーの「相鉄ローゼン」、良品計画が出店する生活雑貨・食品の「MUJIcom(仮称)」、ドラッグストアの「ハックドラッグ」、コンビニエンスストアの「ファミリーマート」、シェアオフィスの「クレイション・ギャラリー」、カフェの「タリーズコーヒー」、自転車・レンタサイクルの「ダイワサイクル」など。

 残りの区間も今後、順次オープンする予定。Dゾーン(天王町駅西側)には新たな自分と生き方の選択肢を提供するユニークな全22戸の共同住宅「ヤドレジ」が整備される。全室ワンルームで、入居者が商売に使用したり、ギャラリーとして利用したりできるスペースを設ける。近く入居者の募集を始め、2023年春ごろにオープンする。

 相鉄本線立体交差事業は、鉄道高架化で地域の分断解消や交通の円滑化、駅舎改築と高架下利用による新たなにぎわいの創出を目指し、横浜市が進めていた事業だ。2002年度から2021年度まで19年の歳月をかけて整備された。その結果、区域内9カ所の踏切が撤去され、星川駅前広場と星川停車場線など関連道路が新設されている。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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