ホンダ、新型SUV「ZR-V」の先行予約開始　2023年春発売

　ホンダは8日、2023年春に発売を予定している新型SUV「ZR-V」の先行予約を開始した。特設サイトでは先行情報が公開されている。

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　「ZR-V」は、当初は2022年秋に発売が予定されていたが、半導体不足や不安定な海外情勢から2023年春に発売が延期されていた。発売延期とはなっているものの、9月8日に先行予約を開始。特設サイトでの情報公開や、新CMの放送も行なわれている。

　スポーツe:HEVをSUVに初搭載することでも話題になり、パッケージングもこれまでのSUVと異なる低い姿勢でのシートポジションでありながら、アイポイントは従来の見晴らしの良さを両立させている。

　ラインアップは、e:EHVと1.5L VTEC TURBOエンジンを搭載した2タイプで、グレードはスタンダードタイプの「X」、上質さをプラスした上級タイプの「Z」をそれぞれ用意している。

　パワートレーンのe:EHVは、新開発の直噴2LエンジンをSUVに初搭載し、2モーターハイブリッドシステムと組み合わせた滑らかな発進と、胸のすく加速性能を発揮する。また、加速に合わせてリニアで澄んだサウンドが走る歓びを感じさせるという。

　スポーツ走行を味わえるように、アクセルオンでリニアにエンジンを始動させて発電し、高いレスポンスで加速させる。さらに、エンジン回転数やモータートルクを高精度で制御するリニアコントロールを採用したことで、ドライバーの意のままに加速できるという。

　駆動方式は、FFと4WDを全グレードに用意し、4WDには「リアルタイム4WD」を採用して前後のトルク配分をきめ細かく適切に制御し、雪道でも安定した走行を可能としている。

　ドライブモードは、異なる加速感と走りが楽しめる4つのモードを用意。すべてのシーンにおいてリニアで軽快な走りが楽しめる「NORMALモード」、雪道をパワフルに安定して走行できる「SNOWモード」、エコドライブをアシストする「ECOモード」、そしてワインディング走行が楽しめる「SPORTSモード」の切り替えが可能だ。（記事：小泉嘉史・記事一覧を見る）