日経平均VIは低下、株価上昇で警戒感が後退

2022年7月14日 13:51

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記事提供元:フィスコ

*13:51JST 日経平均VIは低下、株価上昇で警戒感が後退
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は13時50分現在、前日比-0.92(低下率4.08%)の21.62と低下している。なお、今日ここまでの高値は22.80、安値は21.45。

昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が下落した流れを引き継ぎ、今日の東京株式市場は売りが先行し、日経225先物は下落、日経VIは上昇して始まった。しかし、朝方軟調だったダウ平均先物が底堅い動きとなったこともあり、取引開始後は下値を売り急ぐ動きは見られず、日経225先物は上昇に転じた後に上げ幅を広げた。こうした値動きを受け、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが後退し、日経VIは昨日の水準を下回って推移している。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。《FA》

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