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チカク、高齢者でも簡単操作で家族とオンライン面談 介護施設で実証実験
オンライン面会のサービスイメージ(画像: チカクの発表資料より)[写真拡大]
チカク(東京都千代田区)は21日、豊資会グループの介護施設4カ所で、家族間オンライン面会の実証実験を開始した。同社は高齢者の課題解決を支援する「エイジテック」事業を行っており、ITが苦手な高齢者でもスムーズにオンライン面会が行えるテレビ電話サービスを提供する。
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福岡県で社会福祉法人や医療法人を運営する豊資会グループの協力を得て実証実験を行う。ケアハウス、グループホーム、住宅型有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅で実施する。
コロナ禍で入居者と家族間でオンライン面談を導入する施設は出てきてる。だが、タブレット端末などの機器を使いこなせない、ネットに接続できないなどの問題があり十分に普及していない。実験で使用するテレビ電話サービスはネット環境の設定も不要で、ITの知識が無くても使いこなせるようにした。
入居者の生活の質(QLC)や満足度の向上に加え、施設職員の負担軽減にどの程度寄与するかを計測する。
現在も新型コロナウイルス感染者の数は依然として多く、福岡でも1日の新規感染者数が1000人~2000人前後で推移している。今後も感染防止のために高齢者施設の入居者との面談を制限する施設が多いと予測される。
豊資会の三好さやか部門長は「面会制限は入居者の心身状態に大きな営業を及ぼしている。チカクのテレビ電話は簡単に使用でき、入居者の生活の質向上につながると期待している」とコメントしている。
チカクは、スマホの撮影記録を実家のテレビに送信できる「まごチャンネル」を提供している。同サービスはWi-Fiが不要で、専用機器を電源とHDMIケーブルにつなぐだけで設置が完了。テレビのリモコンで操作し、孫の動画や写真を大画面で閲覧することが可能というサービス。シニアでも簡単に利用できるとして注目を集めている。
5月9日には積水ハウスと業務提携を行い、積水ハウスのオーナー向けの生活サービス紹介サイトでまごチャンネルの提供を開始するなどしている。(記事:土佐洋甘・記事一覧を見る)
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