アイリッジは23年3月期も大幅営業増益(レンジ)予想

2022年5月16日 08:39

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

(決算速報)  アイリッジ<3917>(東証グロース)は5月13日の取引時間中に22年3月期連結業績を発表した。主力のデジタルマーケティング領域が牽引して前回予想を上回る大幅営業増益だった。23年3月期も大幅営業増益(レンジ)予想としている。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は1月の年初来安値圏から切り返したが、地合い悪化も影響して反発力が鈍くモミ合う形だ。ただし決算発表を機に急伸の動きとなった。好業績を評価して戻りを試す展開を期待したい。

■22年3月期大幅営業増益、23年3月期も大幅営業増益(レンジ)予想

 22年3月期の連結業績(収益認識会計基準適用だが損益への影響軽微)は、売上高が21年3月期比24.3%増の54億23百万円、営業利益が202.6%増の3億42百万円、経常利益が178.8%増の3億40百万円、親会社株主帰属当期純利益が2億55百万円(21年3月期は12百万円)だった。

 主力のデジタルマーケティング領域が牽引し、コロナ禍の影響を受けたリアルプロモーション領域も回復傾向となり、前回予想(従来のレンジ予想を2月10日に修正して売上高52億円、営業利益2億円、経常利益と親会社株主帰属当期純利益は非開示)を上回る大幅営業増益だった。なお収益認識会計基準適用の影響額として、従来方法に比べて売上高が41百万円増加、売上原価が2百万円増加、営業利益、経常利益、税金等調整前当期純利益がそれぞれ39百万円増加している。

 デジタルマーケティング領域中心の単体ベース売上高は20.8%増の33億25百万円だった。アプリ開発やアプリマーケティング関連が好調に推移した。リアルプロモーション領域中心の連結子会社Qoil他の売上高(連結数値から単体数値を減じて算出、連結修正含む)は30.2%増の20億98百万円だった。コロナ禍の影響から回復傾向となった。利益面は、事業成長を見据えた積極的な採用で人件費が増加したが、内製化進展や生産性向上などによる売上原価率改善も寄与した。

 第4四半期のFANSHIP導入アプリのMAU(FANSHIP導入アプリを月に1回以上起動しているユーザー数、四半期平均)は、大型アプリのリリースなどで前年同期比37.7%増の7389万ユーザーとなった。

 なお四半期別に見ると、第1四半期は売上高が11億35百万円で営業利益が3百万円、第2四半期は売上高が12億81百万円で営業利益が77百万円、第3四半期は売上高が15億46百万円で営業利益が1億20百万円、そして第4四半期は売上高が14億59百万円で営業利益が1億41百万円だった。

 ストック型収益(3カ月以上の準委任契約および月額報酬等の合計)の売上高は、第1四半期が4億02百万円(売上構成比35.5%)、第2四半期が4億12百万円(同32.2%)、第3四半期が4億46百万円(同28.8%)、第4四半期が4億90百万円(同33.6%)だった。FANSHIP導入アプリのMAU(FANSHIP導入アプリを月に1回以上起動しているユーザー数、四半期平均)は、第1四半期が前年同期比22.6%増の5788万ユーザー、第2四半期が26.6%増の5977万ユーザー、第3四半期が36.7%増の6830万ユーザー、第4四半期が37.7%増の7389万ユーザーだった。

 23年3月期の連結業績予想(リアルプロモーション領域へのコロナ禍の影響の不透明感を考慮して売上高と営業利益はレンジ予想、経常利益と親会社株主帰属当期純利益は非開示)については、売上高が63億円~68億円(22年3月期比16.2%増~25.4%増)で、営業利益が3億75百万円~4億75百万円(同9.6%増~38.8%増)としている。

 人材採用や新規事業などの先行投資を継続するが、デジタルマーケティング領域の成長が牽引して大幅営業増益予想としている。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。

■株価は決算発表を機に急伸

 株価は1月の年初来安値圏から切り返したが、地合い悪化も影響して反発力が鈍くモミ合う形だ。ただし決算発表を機に急伸の動きとなった。好業績を評価して戻りを試す展開を期待したい。5月13日の終値は799円、そして時価総額は約56億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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