日経VI:低下、株価大幅高で警戒感が後退

2022年5月13日 16:00

印刷

記事提供元:フィスコ


*16:00JST 日経VI:低下、株価大幅高で警戒感が後退
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は13日、前日比-2.75(低下率9.32%)の26.75と低下した。なお、高値は28.30、安値は26.44。昨日の米株式市場は主要指数がまちまちの動きだったが、今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225先物は上昇、日経VIは低下して始まった。今日は株価指数オプション5月物の特別清算指数(SQ)算出日だが、取引開始後も買い優勢の展開が続き、日経平均がQUICK試算のSQ値(25951.24円)を大幅に上回って堅調に推移したこともあり、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが後退し、日経VIは低下幅を広げる動きとなった。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《FA》

関連記事