米国株見通し:弱含みか、金利先高観でハイテク続落も

2022年4月18日 14:02

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記事提供元:フィスコ


*14:02JST 米国株見通し:弱含みか、金利先高観でハイテク続落も
(13時50分現在)

S&P500先物      4,367.90(-24.7)
ナスダック100先物  13,752.00(-141.2)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は80ドル安。NY原油先物(WTI)は再上昇し、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


14日の主要3指数は反落。ナスダックは序盤から下げ幅を拡大、ダウは終盤に失速し113ドル安の34451ドルで取引を終えた。この日発表された小売売上高は前月分が上方修正されたが、新規失業保険申請件数は前週より悪化、ミシガン大学消費者態度指数は堅調と経済指標は強弱まちまちの内容。長期金利の上昇で金融株買いが先行後、ハイテク株は売りが強まり下げを主導した。3連休を控え調整の売りが出やすい地合いとなった。


本日は弱含みか。本日発表された中国の経済指標は強弱まちまちとなり、世界経済への影響を懸念した売りが先行しそうだ。また、連邦準備制度理事会(FRB)当局者から次回5月の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ幅拡大などタカ派姿勢が示されれば、金利先高観で売りが強まりやすい。引き続きハイテク売りが優勢となり、指数を下押ししよう。一方、決算発表の銀行が好業績なら金融株買いに振れ、相場を支える可能性があろう。《TY》

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