日経平均VIは低下、株価反発で警戒感が後退

2022年4月13日 13:50

印刷

記事提供元:フィスコ


*13:50JST 日経平均VIは低下、株価反発で警戒感が後退
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は13時50分現在、前日比-1.54(低下率6.74%)の21.32と低下している。なお、今日ここまでの高値は22.12、安値は21.02。

昨日発表された3月の米消費者物価指数(CPI)を受け、インフレが加速するとの警戒感がやや後退し、市場心理が改善しやすくなっている。こうした中、今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225先物は上昇、日経VIは低下して始まった。取引開始後も日経225先物は上げ幅を広げる動きとなっていることから、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが後退し、プットが手仕舞い売りに下げ、日経VIは低下幅を広げる動きとなっている。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。《FA》

関連記事