日経VI:上昇、懸念材料多く警戒感緩和せず

2022年3月25日 16:00

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記事提供元:フィスコ


*16:00JST 日経VI:上昇、懸念材料多く警戒感緩和せず
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は25日、前日比+0.25(上昇率1.03%)の24.57と上昇した。なお、高値は25.14、安値は24.37。ウクライナ情勢の先行き不透明感や対ロ制裁の世界経済への影響、ウクライナ情勢を巡る米中対立、中国での新型コロナ感染拡大、インフレ高進や米金融引き締め加速観測、北朝鮮のICBM発射など懸念材料が多く、市場心理は悪化しやすくなっている。こうした中、今日の東京株式市場は取引開始時こそ買いが先行したものの、その後はやや売りに押される展開となり、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードは緩和せず、今日の日経VIは終日、昨日の水準を上回って推移した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《FA》

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