個人向けの自宅ルーターはいつまで使える? ルーターのサポート期限問題

2022年3月1日 07:58

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 自宅から固定回線でインターネットに繋ぐ場合はゲートウェイルーターはほぼ必須ではあるが、そのセキュリティは果たして大丈夫なのかという問題がNHKのトピックとなった(NHK)。国内にあるおよそ19万の機器がインターネットを通じて外部からアクセスできる状態になっていて、このうち14万台近くがすでにサポートが終了していたり最新のソフトウエアに更新されていないとのこと。横浜国立大学の吉岡克成准教授の実験でルーターの情報を書き換えることが実証され、悪用されると不正なサイトに誘導されるおそれがある。

吉岡教授いわく家庭用ルーターを安全に使うための対策として
(1) 初期設定の単純なIDやパスワードは変更する
(2) ソフトウエアを常に最新の状態に保つ
(3) サポートが終了している機器は買い替えを検討する

とのことだが、問題は(3)のサポートが終了しているかの判断が不明瞭なことだとタレコミACは懸念している。コレガのサポート期間短縮やNECの完売から7年後までが守られていないとスラドでは話題になったのを諸氏は覚えているように、現にメーカー任せとなっていて一般人でも判断ができないという問題がある。コンシューマ向けルーターはWifi6やIPoE対応で買い替えの機運があるが、それが必要と思っていない家庭は買い替えまで進まない。そんな家庭にどう言えばいいのかお聞かせ願いたい。

 スラドのコメントを読む | セキュリティセクション | セキュリティ | ネットワーク | スラドに聞け!

 関連ストーリー:
大手メーカーWi-Fiルーター9機種に多数の脆弱性が確認される 2021年12月09日
エレコム、2013年と2017年発売のルーターに脆弱性。対応予定はなく使用中止を求める 2021年07月07日
バッファロー製Wi-Fiルーターに複数の脆弱性 サポート終了機器は早急に買い替えを 2021年04月30日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事