28日の香港市場概況:ハンセン1.1%安で続落、ハイテク株が大幅安

2022年1月28日 18:00

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記事提供元:フィスコ


*18:00JST 28日の香港市場概況:ハンセン1.1%安で続落、ハイテク株が大幅安
28日の香港市場は、主要64銘柄で構成されるハンセン指数が前日比256.92ポイント(1.08%)安の23550.08ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が81.01ポイント(0.98%)安の8210.29ポイントとそろって続落した。売買代金は1256億9900万香港ドルに縮小している(27日は1334億9000万香港ドル)。


内外環境の不透明感が重しとなる流れ。指数はほぼ終日、マイナス圏で推移した。米国で金融引き締めの警戒感が高まっているほか、中国の景気減速懸念が引き続き売り材料。中国で先ごろ発表された昨年12月の全国工業企業の利益総額は前年同月比4.2%増にとどまり、伸び率は11月の9.0%から大幅鈍化した。(亜州リサーチ編集部)


「ニューエコノミー」関連銘柄の下げが目立つ。ハンセン科技指数は1.71%安と他の指数をアンダーパフォームし、構成銘柄はほぼ全面安となった(30のうち27が下落)。ただ、半導体ファウンドリ中国大手の華虹半導体(ファホンセミコンダクター:1347/HK)は5.4%安ながら、後場に下げ幅を縮小(一時は13.4%安)。同社が前引け後に発表した21年10〜12月期決算は89%増収、93%増益となり、市場予想を上回った。


ほか自動車セクターが急落。小鵬汽車(エックスポン:9868/HK)が10.9%安、比亜迪(BYD:1211/HK)が9.0%安、吉利汽車(175/HK)が3.8%安で引けた。クレディ・スイスは最新リポートで、米国の利上げが中国自動車セクターのバリュエーションを損なう可能性を指摘。香港または米国に上場するこれら企業の株式は主に、海外投資家によって米ドル建てで計算されている点に言及した。


非鉄や鉄鋼、セメントの素材セクターもさえない。中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が6.6%安、江西銅業(358/HK)が2.5%安、鞍鋼(347/HK)が3.6%安、中国建材(3323/HK)が1.9%安と値を下げた。中国アルミは27日引け後、通期利益が7倍に拡大するとの見通しを明らかにしたものの、市場予想を下回る内容だった。


半面、教育セクターが急反発。中国教育集団HD(839/HK)が43.3%高、希望教育集団(1765/HK)が23.2%高、民生教育集団(1569/HK)が21.9%高で引けた。規制強化の懸念から、同セクターは今週に入り連日で急落していた。


一方、本土市場は続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.97%安の3361.44ポイントで取引を終了した。造酒、石炭、金融セクターの下げが目立つ。半面、ホテル・観光、紡績、農林水産が上昇した。

亜州リサーチ(株)《FA》

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