貝印、ミシュランシェフの料理教室をオンラインで ミールキットもセット

2022年1月17日 08:06

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ミシュランシェフの料理教室がオンラインで受講できる(画像は貝印発表資料より)

ミシュランシェフの料理教室がオンラインで受講できる(画像は貝印発表資料より)[写真拡大]

 貝印(東京都千代田区)は15日、ミールキット付きのオンライン料理教室を開始した。プロのシェフから好きな時間に学べるサービスで、名称は「Chefon(シェフォン)」。新型コロナウイルスの影響で、在宅時間の充実が消費者の関心事となっている。それを受け、「おうち時間」で食の新たなサービスを提供する。

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 毎月、「抑えるべき2つのポイント」と「料理上手になるための目標」を様々なジャンルのシェフが動画でレクチャーする。講師をつとめるのはミシュランで星を獲得したことのある有名シェフなど。レシピにあわせたミールキットも自宅に届ける。1月の初回レッスンは、ナベノ―イズムの渡辺雄一郎シェフが担当する。

 動画は好きな場所で好きな時間に視聴できるため、生活スタイルにあわせて受講することができる。基本調味料以外は食材が届けられることから、入手しづらい食材の手配や買い物の手間、使用頻度の低いスパイスなどの買い足しも不要。料理づくりのハードルを下げた環境で、ユーザーの利便性を高める。

 利用するには、貝印が運営するオンラインの「KAIストア」でミールキットを購入する。届いたメールに記載されたURLから動画を視聴し、レッスンを受けるという流れだ。

 同社はコロナ禍で高まった「少し特別なおうちごはんのレシピを習いたい」などの声を受け、2021年10月に「Chefon」をプレオープンしていた。好評のため、1月から正式サービス開始の運びとなった。

 貝印は1908年創業の総合刃物メーカー。剃刀や爪切り、包丁などの調理用具、医療用刃物など1万アイテムを展開。企画から製造販売、物流までワンストップで手掛けている。

 また、約1500の料理教室とのネットワークを保有。シェフや料理研究家との連携も行ってきた。食にまつわるネットワークを生かして新規事業を立ち上げており、Chefonもその一環。(記事:土佐洋甘・記事一覧を見る

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