米国株見通し:伸び悩みか、弱い経済指標が重石に

2021年9月23日 14:33

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記事提供元:フィスコ


*14:33JST 米国株見通し:伸び悩みか、弱い経済指標が重石に
(14時30分現在)

S&P500先物      4,395.00(+11.00)
ナスダック100先物  15,193.50(+30.00)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物100ドル超高。原油相場はプラスを維持し、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


22日の取引で主要3指数は強含み。ナスダックは大幅続伸となり、5日ぶりに反発したダウは338ドル高の34258ドルで取引を終えた。焦点となっていた中国恒大集団の社債利払い実施で懸念は和らぎ、前日売られていた景気敏感株を中心に買い先行。一方、連邦準備制度理事会(FRB)は連邦公開市場委員会(FOMC)での討議を踏まえ、想定外に踏み込んだ引き締め姿勢を示した。それを受け株買いは弱まり、指数は終盤に失速した。


本日は伸び悩みか。中国恒大集団の経営問題に対する過度な懸念は弱まり、引き続き買戻し優勢の展開となりそうだ。また、FRBは資産買入れの段階的縮小(テーパリング)や利上げに前向きだが、引き締め開始にはなお時間を要するとの見方から、買いが入りやすい。ただ、今晩発表の経済指標はPMIや景気先行指数は前回よりも弱い内容が予想される。新規失業保険申請件数の改善で買い先行が見込まれるものの、大幅な上昇は抑制されよう。《TY》

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