2030年時点の発電コストを再試算、実は太陽光が最も割高に 経産省

2021年8月5日 18:16

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記事提供元:スラド

経済産業省は7月に電源別発電コストの試算を発表し、太陽光発電は原子力発電よりコストが安価だとする内容を出していたが、再計算したところ全く異なる結果になったそうだ。この再計算の結果は、3日に行われた有識者会議で示されたもので、それによると太陽光は原発や液化天然ガス(LNG)火力に比べて割高になることが分かった。この差が発生した理由として、太陽光や風力は天候により発電量が大きく変動するが、これを補うための火力発電などによる調整コストを、それぞれも電源に上乗せして再計算したところこのような結果になったとしている(時事ドットコムNHK産経新聞)。

katu256 曰く、 経済産業省はエネルギー基本計画に合わせ、2030年時点での発電にかかるコストの試算を示した。
それによると太陽光発電は天候により発電量が大きく変動する為、それに対応するための設備にコストがかかり、その分コスト高になるとの事だ。
1kwhあたりの発電コストは、事業用太陽光が18.9円、陸上風力が18.5円、原子力14.4円、LNG火力11.2円となっている。

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