マダニによる「SFTS」感染症、各地で確認 死亡例の報告も

2021年8月5日 18:08

印刷

記事提供元:スラド

マダニを媒介とする感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」の感染が各地で報告されている。国立感染症研究所などの調査によれば、少なくとも12件の感染が確認され、そのうちの1件に関しては死亡に至ったとされている(FNNプライムオンライン共同通信山陽新聞中京テレビ長崎新聞厚生労働省:重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の国内での発生状況について[PDF])。

これまで西日本での感染例が多いとされていたが、2021年に入ってから初めて静岡県でも感染例が確認されたという。SFTSは致死率が6〜30%と高いことで知られており、ネコやイヌなどのペットに住むマダニが感染し、そこから人間に感染する事例が増加しているとされる。

タレコミにあるように草むしり中などにマダニに噛まれる例や、草むらなどに潜んでいるマダニがペットの散歩時などに乗り移り、そこから人間に感染するというパターンが多いようだ。感染した場合、高熱や吐き気、関節痛、複数などさまざまな症状が出るとされる。また犬などのペット自体もSFTSに感染・発症することから注意が必要だとしている。 

スラドのコメントを読む | ニュース | 医療

 関連ストーリー:
米CDCがデルタ株の感染力は水痘並みとの指摘。国内でもブレイクスルー感染67人が確認 2021年08月02日
乳幼児に肺炎などを引き起こすRSウイルス感染症が急増。コロナ対策の影響か 2021年06月16日
日本全国に広がる殺人ダニ 2014年02月27日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事