日経平均VIは上昇、コロナ拡大や需給悪化懸念で警戒ムード継続

2021年7月8日 13:51

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記事提供元:フィスコ


*13:51JST 日経平均VIは上昇、コロナ拡大や需給悪化懸念で警戒ムード継続
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は13時50分現在、前日比+0.93pt(上昇率5.39%)の18.19ptと上昇している。なお、今日ここまでの高値は18.82pt、安値は17.59pt。

昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が上昇したものの、今日の東京株式市場は売りが先行。日経225先物は下落し、日経VIは上昇して始まった。市場では新型コロナ感染拡大への懸念に加え、ETFの分配金捻出に伴う売りが意識され、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが継続しており、今日の日経VIは株価下落を受け、昨日の水準を上回って推移している。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。《FA》

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