今週の南アフリカランド円は、値固め局面になりそう サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)

2021年7月7日 17:44

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記事提供元:フィスコ


*17:44JST 今週の南アフリカランド円は、値固め局面になりそう サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、南アフリカランド円についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、『今週の南アフリカランド円は、値固め局面になりそうだ』と述べています。

続けて、『6月米雇用統計で、非農業部門就業者数が前月比85万人増となり、市場予想(70万人増)を大幅に上回った。ただ、失業率が悪化しているため、米連邦準備制度理事会(FRB)がテーパリングについての議論を進めるかどうかは見方が分かれているため、新興国通貨が一方的に売られる展開にはならないだろう。今週は特に注目するような南アフリカの経済指標がないので、ドルの動きに左右される展開となりそうだ』と考察しています。

また、『南アフリカの新型コロナの感染拡大は南アランドの重石になろう』と伝えています。

南アフリカのラマポーザ大統領は6月下旬、新型コロナウイルス対策が不十分と判断、今後14日にわたり国内の規制を強化すると表明しました。南アフリカは確認されている感染者数、死者数ともにアフリカで最悪の状況にあり、現在は感染第3波に見舞われています。26日の感染者は約1万8000人と1日当たりでは1月の第2波のピークに迫る水準となり、国内の科学者らはインドで初めて見つかったデルタ型変異株が急速に拡大しているとみられます。

ラマポーザ大統領は、南アフリカが最近、ワクチン共有の国際スキーム「COVAX(コバックス)」を通じて米ファイザー製ワクチン140万回分と、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)製ワクチン120万回分を調達したと説明。ただ、これまでの接種ペースは鈍く、全人口6000万人中、接種が完了したのは270万人程度にとどまっています。

陳さんは、『南アランド円日足は、一目均衡表の基準線と転換線を下回っているが、雲にサポートされている。値固めのもち合い相場が続きそうだ』と考察しています。
こうしたことから、南アフリカランド円の今週のレンジについて、『7.60円~8.0円』と予想しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の7月6日付「南アフリカランド円今週の予想(7月6日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜《FA》

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