日経平均VIは上昇、株価下落で警戒感強まる

2021年7月7日 14:22

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記事提供元:フィスコ


*14:22JST 日経平均VIは上昇、株価下落で警戒感強まる
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は13時20分現在、前日比+2.16pt(上昇率13.57%)の18.08ptと上昇している。なお、今日ここまでの高値は18.78pt、安値は16.95pt。

今日の東京株式市場は売りが先行。日経225先物は下落し、日経VIは上昇して始まった。取引開始後の売り一巡後は押し目買いも見られ、日経VIは上昇幅を縮める場面もあった。ただ、市場では上場投資信託(ETF)の分配金捻出に伴う売りへの警戒感が強いことに加え、中国リスクも意識され、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが継続し、日経VIは昨日の水準を上回って推移している。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。《FA》

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