後場の日経平均は285円安でスタート、ソフトバンクGやファーストリテイリングが安い

2021年6月29日 13:08

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記事提供元:フィスコ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;28762.89;-285.13TOPIX;1946.48;-19.19


[後場寄り付き概況]

 後場の日経平均は前日比285.13円安の28762.89円と前場終値から若干下げ幅を拡大して取引を開始した。ランチタイム中の225先物は横ばいで推移。アジア市場は高安まちまち。為替は1ドル=110円50銭台と朝方から円高で推移。午前の日経平均は、米国市場で、ダウが下落した流れを受けて、鉄鋼など景気敏感株を中心に値を下げ続落となった。後場の日経平均は、午前の流れを引き継ぎ、前引けより若干下げ幅を拡大してスタート後は安値圏でのもみあいが続いている。ファーストリテイリング<9983>やソフトバンクG<9984>など指数に寄与度の高い銘柄が下落しており、相場の重しとなっているようだ。また、為替が円高方向に進行していることで、自動車など輸出関連銘柄が下落し、相場の上値を抑えているようだ。なお、午前のTOPIX下落率はマイナス0.86%であり日銀のETF買いの公算は低いようである。

 セクター別では、鉱業、鉄鋼、ガラス・土石製品、ゴム製品などが下落率上位となっており、全てのセクターが下落となっている。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG、ファーストリテイリング、トヨタ<7203>、三菱UFJ<8306>、JT<2914>が安く、レーザーテック<6920>、エーザイ<4523>、キーエンス<6861>、しまむら<8227>、NEC<6701>が高い。《CS》

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