マメ・黒河内真衣子が「長野県立美術館」ユニフォームを制作、ブランド10周年の単独展覧会も

2021年6月19日 20:16

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記事提供元:ファッションプレス

 マメ クロゴウチ(Mame Kurogouchi)のデザイナー黒河内真衣子が、長野県立美術館本館・東山魁夷館のユニフォームをデザイン。本館の新築オープンにあわせて、2021年4月10日(土)より導入される。

■セットで着用できるジャケット×ドレス

 本館・東山魁夷館の両館のために、黒河内が制作したのは、ブランドらしいシャープなアールカッティングが施されたロングドレスと、比翼仕立てのダブルブレストジャケット。後者のジャケットは、ドレスの襟と美しく重なるノーカラーデザインのため、エレガントなレイヤードスタイルを楽しむことも可能。またユニフォームの機能性を追求した、軽やかな着心地も実現している。

■長野の土地にオマージュを捧げて

 さらに美術館が位置する、自然豊かな長野の土地にちなんだパレットやモチーフも印象的。ユニフォームカラーは、この地を愛した日本画家・東山魁夷による“深いブルー”にオマージュを捧げて。またジャケットの首元を飾るスカーフには、長野の県花であるリンドウを濃紺の刺繍で上品に表現した。

■ブランド10周年の単独展覧会も

 また、長野県立美術館では、2021年6月19日(土)から8月15日(日)まで、 マメ クロゴウチ初となる単独の展覧会「10 マメクロゴウチ(10 Mame Kurogouchi)」を開催。

 旅や色、刺繍など、これまで発表されたコレクションに共通するいくつかのキーワードを、デザイナー自身のダイアリー、着想源となった品々や写真、テキスト、オリジナルのテキスタイル、コレクションのアーカイブなどを通して、多角的に可視化する。

さらに、展覧会の開催を記念して、作品集「10 マメクロゴウチ(10 Mame Kurogouchi)」を刊行。テキストと写真を主軸に「読む展覧会」として、展示内容と作品集が相互補完するようにデザインした。

■詳細

 長野県立美術館 本館・東山魁夷館 制服リニューアル
導入日:2021年4月10日(土)
住所:長野県長野市箱清水1-4-4 (善光寺東隣)

■展覧会「10 Mame Kurogouchi」

会期:2021年6月19日(土)~8月15日(日)
会場:長野県立美術館 展示室3
開館時間:9:00〜17:00(展示室入場は16:30まで)
休館日:毎週水曜日
観覧料:一般 500円、高校生以下または18歳未満 無料
※東山魁夷館との共通観覧料は、 一般800円
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の所持者と、付添者1名は無料
※会期などは変更となる場合あり(最新情報は美術館ウェブサイトを確認)

〈同時開催〉
・「めぐりあいJAXA─ながのとながめ」(会場:展示室1)
・「長野県立美術館メイキングドキュメント つながる美術館 宮崎浩とランドスケープ・ミュージアム」(会場:展示室2)
会期:2021年6月19日(土)~8月15日(日)
観覧料:無料

【問い合わせ先】
TEL:026-232-0052

■書籍情報

『10 Mame Kurogouchi』
発売時期:7⽉発売予定
販売価格:2,970円
発⾏元:⻘幻舎
⻑野県⽴美術館ほか書店で発売

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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