SBI証券と三井住友カード、クレジットカード利用の投信積立を6月から開始

2021年2月7日 07:58

印刷

 SBI証券と三井住友カードは5日、クレジットカードを活用した「新たな資産運用サービス」について、6月30日から開始すると発表した。

【こちらも】SBI証券、高島屋および高島屋ファイナンシャル・パートナーズと業務提携、金融サービス提供へ

 この発表に先立ち、2020年7月に両社が発表した「新たな資産運用サービス」の大きな特徴は、「三井住友カードが発行するクレジットカードで投資信託が買える投信積立サービス」「SBI証券での取引状況に応じて、SMBCグループの共通ポイントVポイントが貯まるVポイントサービス」の2つが挙げられている。

 SBI証券では、近年の多様な金融サービスの広がりや、個人投資家の資産形成に対する意見の高まりなどを背景として、証券総合口座開設数が急増しているという。

 さらに個人投資家の中で、いわゆる投資の3原則と呼ばれる「長期・積立・分散」の3つを抑えた投資の有効性が広く認知されてきたことから、SBI証券の投信積立サービスは投資初心者から長く運用をしている投資家まで、幅広い層の個人投資家に利用されているという。

 このような利用状況の広がりを受け、さらなる利便性向上を目的として、三井住友カードが発行しているクレジットカードで投資信託における積立買付を今回から可能とした。

 三井住友カードを利用した投信積立では、三井住友グループ独自の「Vポイント」も貯まる。三井住友カードのWebサイト経由で、SBI証券の証券総合口座を開設した顧客を対象とし、国内株式等の買付や投資信託の保有残高等、資産運用でVポイントが貯まるサービスを提供する。

 クレジットカードを利用した投信積立の対象商品は、積立買付が可能な投資信託としている。預かり区分は、特定口座、一般口座、NISA口座(つみたてNISA含む。ジュニアNISAは対象外)。買付タイミングは毎月1日とし、積立申込金額は5万円までとされている。なお、クレジットカード決済によるポイント付与は、決済金額の0.5%分である。

 この他SBI証券では、百貨店の高島屋が発行するタカシマヤカードの利用により、投信商品が購入できるサービスも既に開始している。

 またクレジットカードを利用した投資信託が可能な主な証券会社とクレジットカードは以下の通り。楽天証券(楽天カード)、tsumiki証券(エポスカード)、スマートプラス(セゾンカード・UCカード)。(記事:大野 翠・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事