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高知県全12交通事業者が連携したプレミアム交通パスを、デジタルで利用できるようにした(画像: NECの発表資料より)[写真拡大]
NEC(東京都港区)が高知県の交通パス向けに、デジタルチケッティングソリューションの提供を始める。鉄道やバスなどのチケットを、スマホやタブレットで購入し利用できるようになる。ペーパーレスによる非接触や、窓口での混雑回避など、ニューノーマル時代の観光振興に役立てる。
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高知県自然・体験型観光キャンペーン実行委員会が鉄道、バス、路面電車など県内全12社の交通事業者と連携。県内全域をカバーした3日間乗り降り放題の交通パス「高知プレミアムpass」を販売している。このデジタル化を手掛けたのがNECだ。
インターネットを通じて事前決済し、スマホやタブレット端末でQRコードを読み取り乗車券を提示すれば、1月28日から高知プレミアムpassが利用できる。
NECはクラウドを活用し、個別システムの設計や構築が不要なアーキテクチャを採用している。そのため短期間でソリューションを提供することができた。有効期間や回数の柔軟な設定ができることが特徴。また、事業者が異なる交通機関・施設の共通チケットを販売した場合の、売上げ配分比率の設定などの機能も備えている。
現在、運営主体を超えて移動を一連のサービスとしてシームレスにつなぐMaaS(Mobility as Service)の実現を急ぐ自治体が増えている。利用客の利便性向上や観光振興によって都市を活性化するためで、全国で様々な取り組みが行われている。そのような中求められているのが、デジタルを活用したシステムやソリューションだ。
NECは広島エリアのMaaSに向けたデジタル化も支援している。2020年3月から、広島電鉄が提供する1日乗車券のデジタル化を手掛けた。第1弾では年間合計20万枚発行されている紙の「電車1日乗車券」と「1日乗車船券」を、スマートフォンで購入・表示できるようにした。同社はAIやデジタルを用いて、全国のMaaS実現を支援する方針だ。(記事:土佐洋甘・記事一覧を見る)
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