イワキが急伸、新中長期ビジョンの策定や持株会社への移行などに注目集まる

2021年1月14日 10:05

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■持株会社制で弾みつけ「ニッチトップ事業」「第5の事業」など推進

 イワキ<8095>(東1)は1月14日、急伸し、9時30分過ぎには16%高の638円(88円高)まで上げて一時、東証1部の値上がり率トップに躍り出る場面があった。

 13日の15時、新中長期ビジョン「Astena2030『Diversify for Tomorrow』」、11月決算、6月の持株会社制への移行にともなう商号(社名)変更などを発表。注目集中となった。

 持株会社の商号(社名)は「アステナホールディングス株式会社」(英文表記AstenaHoldingsCo.Ltd)。2025年に創業111周年を迎え、同年11月期まで現在進行中の中長期ビジョンで現・岩城製薬佐倉工場株式会社の譲受など、一定の取り組みの成果が出てきたため、新たに2030年を目標とした新中長期ビジョンを策定した。

■2030年の連結売上高1300億円以上など掲げる

 新中長期ビジョンでは、持株会社体制による機動力向上などにより、「ニッチトップ事業の磨き上げ」、「主力4事業に次ぐ第5の主力事業の立ち上げ」などを推進し、定量的ターゲット(連結数値目標)として、2030年の連結売上高1300億円以上(20年11月期は653.4億円)、自己資本当期純利益率(ROE)は13.0%以上(同9.4%)を掲げた。

【新中長期ビジョン「Astena 2030『Diversify for Tomorrow』」の概要】 (1)基本的戦略 <ニッチトップ事業の磨き上げ> 当社グループにおける医薬事業及び化学品事業は、グローバル展開やカテゴリ選択により引き続き高い成長が見込めるため、これまでの戦略を継続し確実な成果をあげる。 (医薬事業) ・皮膚科領域をベースに、外皮用剤品目数及び生産キャパシティにおいてトップを目指す。 ・グローバル要求水準に対応し、高活性注射剤CDMOのトップを目指す。 ・外皮用剤、注射剤の導入、新薬共同開発、国内外の事業提携、M&A等により事業基盤の強化・拡大を目指す。 (化学品事業) ・エレクトロニクス実装市場のトレンドを捉え、ニッチトップ商品を継続的に開発する。 ・ハイエンドパッケージ基板での地位確立、チップ部品用途の実績で台湾・中国大手での採用、半導体パワー・センサー系薬品の更なる差別化を図る。 ・環境負荷低減を追求し、グローバル企業との共同開発による更なる成長を進める。 <プラットフォーム事業への転換>  当社グループにおけるファインケミカル事業及びHBC・食品事業は、商流や技術の中核に位置しており、今後、競争力の高い周辺領域に積極投資し、その繋ぎ合わせにより価値連鎖を実現させ、新たな価値提案を行う。 (ファインケミカル事業) ・CMC/CDMO事業と調達プラットフォーム事業を2本柱とし、原材料調達からCMC研究、原薬商用生産までの医薬品開発・製造の幅広いサービスを提供する。 (HBC・食品事業) ・原料ビジネスのDX化により、顧客の開発・調達プロセスにおける課題解決のプラットフォームを提供。同時に独自性を高めた商品・サービスの提供で市場価値を増大させる。 ・ダイレクトマーケティング領域への投資を行い、領域特化型のネットワークを構築する。 <新規事業への投資と育成>  上記2つの基本戦略に加えて、将来の持続的ニーズを捉え、社会と共に成長していける製品(モノ)・サービス(コト)を創出し、現状の主力4事業に次ぐ、第5の主力事業を立ちあげる。 (2)定性的戦略 <業界の「一択」へ> ・市場における存在感を向上させ、お取引先様にとっての随一の選択肢となる。 ・社会、市場の変化速度に合ったテクノロジーを探求・採用し、お客様の問題解決を実現する。 <ESG経営による持続的な成長基盤を確立> ・コーポレート・ガバナンスの高度化により企業価値向上を実現する。 ・社会的課題に取り組む経営人材を輩出し、組織の高いパフォーマンスを維持する。 <事業を自ら率先する「アステナらしさ」の体現> ・これまでの「誠実」「貢献」「信用」に加え、多様性を積極的に取り入れる。 ・一人ひとりがアステナグループの成長ドライバーとなる。(HC) (情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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