新興市場銘柄ダイジェスト日本ホスピスは急落、川辺がストップ高

2020年12月22日 16:00

印刷

記事提供元:フィスコ


*16:00JST 新興市場銘柄ダイジェスト日本ホスピスは急落、川辺がストップ高
<7061> 日本ホスピス 1662 -175
急落。20年12月期の営業利益を従来予想の5.50億円から3.30億円(前期実績5.01億円)に下方修正している。新型コロナウイルス感染拡大の影響で施設利用者の月次増加率が当初計画を下回っているため。また、子会社施設の従業員の感染で感染者や濃厚接触者が自宅待機となったほか、関西施設の開設延期なども利益を圧迫する見通し。増益予想が一転して減益予想になったことが嫌気され、売り優勢となっている。

<4570> 免疫生物研究所 546 +46
一時ストップ高。治療抗体の開発などを手掛ける韓国のABCONTEK社と合弁会社(持分法適用会社)の設立を前提とした合弁契約書を締結すると発表している。新型コロナウイルスに限らず、新たな感染症に対する医薬品や診断薬などの開発に取り組む。合弁会社の名称は「AI Bio」(東京都中央区)で、設立予定は21年2月。出資比率は免疫生物研究所が49%、ABCONTEKが51%。

<8123> 川辺 1080 +150
ストップ高。タオルやマスクなどを製造・販売する一広(愛媛県今治市)がTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表している。TOB価格は1株につき1300円(前日終値930円)、TOB期間は22日から21年1月25日まで。一広は48万5700株(所有割合26.60%)の川辺株を保有しており、TOBで最大100万4200株(同55.00%)に引き上げて連結子会社化する狙い。川辺株の上場は維持される予定。

<6045> レントラックス 580 +33
年初来高値。11月の売上高が前年同月比57.8%増の10.44億円になったと発表している。10月の同40.6%増から加速しており、高い伸び率を維持したことが好感されて買いが集まっている。4-11月の累計では79.06億円となり、21年3月期の売上高予想(前期比6.3%増の100.97億円)に対する進捗率は78.3%に達している。パートナーサイト運営者数は前月比291名増の3万4821名だった。

<4170> KaizenPF 1270 -
公開価格(1150円)を1.7%上回る1170円で初値を付けた。会社設立は17年4月3日。WebサイトのUI・UX改善サービスの提供のほか、企業の顧客体験のデジタルトランスフォーメーション推進を手掛ける。20年12月期の営業損益予想は0.02億円の黒字(前期実績は1.62億円の赤字)。サイトソリューション事業や動画ソリューションを提供するKaizen Video事業が順調に伸び、黒字転換に寄与すると見込む。

<7694> いつも 3120 -
公開価格(1540円)の約2.3倍となる3610円で初値を付けた。21日に上場したが、取引が成立しなかった。事業内容はECの総合支援。21年3月期の営業利益予想は前期比158.0%増の4.38億円。外出自粛や在宅勤務で消費者が購買チャネルをECにシフトさせたことからECマーケットプレイスサービスが伸長するほか、ECマーケティングサービスも堅調に推移する見通し。第2四半期累計の実績は3.32億円で、進捗率は75.8%。《FA》

関連記事