兵庫県の三田阪急、2021年秋までに閉店へ コロナ禍で営業継続困難に

2020年12月19日 17:47

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 エイチ・ツー・オーリテイリングと阪急阪神百貨店は、兵庫県三田市駅前町の商業施設「キッピーモール」で核店舗の役割を果たしてきた三田阪急を、2021年秋までに閉店することを決めた。新型コロナウイルスの感染拡大で売り上げが大きく落ち込み、回復の見込みが立たないためで、中心市街地のJR三田駅前で営業してきただけに、市の経済に深刻な影を落としそうだ。

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 三田阪急は2005年、三田駅に隣接するキッピーモール2階に入居し、核店舗として営業してきた。売り場面積は約2,100平方メートル。主に食料品や衣料品、生活雑貨を販売している。

 しかし、神戸市北区の神戸三田プレミアム・アウトレット、イオンモール神戸北など近隣に大型商業施設が相次いで開業し、競争が激化。加えてインターネット通販の成長、若者の百貨店離れなどから、売り上げは2007年3月期の約15億6,900万円をピークに減少をたどり、2020年3月期は13億6,400万円まで落ち込んでいた。

 そこへ新型コロナによる外出自粛が追い打ちをかける形になり、さらに売り上げが大きく減少。三田市は大阪市や神戸市のベッドタウンとして発展してきただけに、大阪市などで感染拡大に歯止めがかからない現状から、売り上げ回復の見通しが立たず、営業継続が困難と判断された。従業員51人は他の近隣店に配置転換して雇用を継続する。

 キッピーモールは三田市の第三セクター「三田地域振興」が運営する。阪急阪神百貨店から11月末に撤退の申し出があり、慰留したものの、覆らなかった。1階に入居しているスーパーの「阪急オアシス」は営業を継続する。

 三田地域振興と三田市は阪急に代わる新テナントの誘致に全力を挙げる構えだが、コロナ禍で消費が縮んでいるだけに、集客力を持つテナントの誘致は簡単ではなく、三田駅前を代表する大看板の撤退に頭を抱えている。(記事:高田泰・記事一覧を見る

関連キーワード兵庫県エイチ・ツー・オーリテイリング新型コロナウイルス

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