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中国進出企業に義務化の税務ソフトにスパイウェア ドイツとの関係も悪化

2020年12月12日 10:03

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記事提供元:スラド

中国に進出した企業が導入を義務づけられている税務ソフトに、GoldenSpyと呼ばれるスパイウェアを自動インストールする機能が備わっているという。日経新聞によれば、こうした行為から、これまで中国との関係の良かったドイツでも中国への不信感が広がっているという(日経新聞)。

このスパイウェアは6月にサイバーセキュリティ企業Trustwaveによって発見されたもので、発見時のレポートによれば、中国のドメインにシステム情報を送信する機能を持っているとされる。システムに隠しバックドアがインストールされ、攻撃者がWindowsコマンドを実行したり、任意のバイナリをアップロードするなどの行為が可能になる。

中国公認の税務ソフトには、航天信息と百望雲という2社の企業のものが提供されているが、いずれもGoldenSpyをインストールする機能が備わっているという。スパイウェアは税務ソフトをインストールしてから2時間後に自動インストールされ、検知しにくくしているらしい。またスパイウエアは2つのプログラムに分かれていて、どちらかを消しても自動的に復活してしまうとされる。また税務ソフト本体を削除した場合でも、スパイウエアだけは残るとしている。

こうした背景から8日、ドイツ政府は中国国有企業の中国航天科工集団(CASIC)の子会社による人工衛星やレーダー関連技術企業IMSTの買収を阻止していたことが判明した。日経新聞の記事によれば、CASICは先の税務ソフトメーカーの一つである航天信息の親会社だとしている(ロイター)。 

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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

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