12月9日のNY為替概況(訂正)

2020年12月10日 05:17

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記事提供元:フィスコ


*05:17JST 12月9日のNY為替概況(訂正)
下記のとおり修正します。
(誤)
(正)ポンド・ドルは1.3478ドルまで上昇後、1.3352ドルまで下落し

 9日のニューヨーク外為市場でドル・円は104円08銭から104円41銭まで上昇して引けた。

米10月JOLT求人件数が予想外に9月から増加、10月卸売在庫改定値も予想外に上方修正されたほか、10年債入札の低調な結果を受けて米国債相場は下落。利回り上昇に伴うドル買いが優勢となった。

ユーロ・ドルは1.2123ドルまで上昇後、1.2059ドルまで下落して引けた。欧州中央銀行(ECB)での追加緩和を織り込むユーロ売りに戻りが鈍い展開となった。

ユーロ・円は126円28銭まで上昇後、125円79銭まで下落。リスク回避の円買いが強まった。

  
ポンド・ドルは1.3478ドルまで上昇後、1.3352ドルまで下落した。

英国のジョンソン首相と、フォン・デア・ライエン欧州委員会委員長の協議を控え、通商交渉合意期待に一時ポンド買いが加速。その後、フランスのボーヌ欧州問題担当副大臣などが依然合意が可能だが見解がかなり離れており、合意ない離脱の可能性が高まっているなど悲観的な見方を示したほか、ジョンソン首相も合意を望むが、良い協定でのみ合意すると断固とした姿勢を示したため、通商協定での合意ない離脱を警戒したポンド売りが加速した。

ドル・スイスは0.8878フランから0.8915フランまで上昇した。

[経済指標]・米・10月JOLT求人件数:665.2万件(予想:630.0万件、9月:649.4万件←643.6万件)・米・10月卸売在庫改定値:前月比+1.1%(予想:+0.9%、速報値:+0.9%)《KY》

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