火球の出現に期待 11月12日に極大を迎えるおうし座北流星群

2020年11月9日 16:28

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おうし座の「すばる」の拡大写真 出典:国立天文台

おうし座の「すばる」の拡大写真 出典:国立天文台[写真拡大]

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 おうし座北流星群は、エンケ彗星を母天体とし、毎年11月中旬に極大を迎えるが、出現数は1時間に5個程度と目立たない存在である。対をなすような存在として、毎年10月中旬ごろにピークを迎えるおうし座南流星群というものもある。

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 今回敢えてこの目立たない存在を取り上げた理由は、実はこの流星群は、火球の出現確率が非常に高く、火球を自分の目で見るチャンスだからである。

 今夏、関東では7月1日と8月21日に火球が出現し、ニュースでも大きな話題になった。その時の火球の雄姿はYoutubeでも見ることができ、いずれも満月よりも明るく輝く。特に7月1日の火球は、目撃者談によれば、火球の破裂音も聞こえたという。

 11月12日に極大を迎えるおうし座北流星群による火球の動画は、昨年もYoutubeに数多く投稿されている。それらを見る限りは満月よりも明るいものはなかったが、それでも非常に明るく美しい輝線が捉えられており、実際に自分の目でそれを見ることができたとしたら、感動できるに違いない。また今年は、運よく満月級の大火球が出現する可能性もないとは言えず、このチャンスを逃す手はないだろう。

 火球に出会うためには、11月11日の夜半から12日の未明にかけて、おうし座の散開星団である「すばる」のあたりを眺めていればよい。だが火球の移動速度は猛烈に速いため、望遠鏡や双眼鏡ではなく、肉眼で見ることが重要である。

 ところで「すばる」の見つけ方がわからない人のために、「すばる」の解説もしておくと、自動車メーカー「スバル」のマークに採用されている形をした小さな星の集団が、「すばる」である。比較的明るく、肉眼では5、6個の星が固まって見えるため、おうし座さえ見つけられば、探し当てるのは苦もないことだろう。

 おうし座も見つけられる自信のない人は、最初にオリオン座を見つけよう。オリオン座の右斜め上の方角に目をやれば、そこにおうし座が見えるはずである。現在はスマホのアプリが、どの方向にどんな星が見えるのかをガイドしてくれるため、スマホ片手にチャレンジしてみるのもよいだろう。

 現在、おうし座が見えるあたりの夜空から少し右側に目を向ければ、火星が非常に明るく輝いているので、肉眼で火星を眺める絶好のチャンスでもある。オレンジ色で周りのどの星よりも明るいため、「すばる」を見つけるよりは非常に簡単である。

 もし運悪く火球に出会えなかったとしてとも、火星には確実に出会えるはずなので、秋の夜長、夜空をのんびりと眺めて楽しんでみてはいかがだろうか。(記事:cedar3・記事一覧を見る

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