アズームは18年高値を目指す、21年9月期も収益拡大期待

2020年10月12日 09:01

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 アズーム<3496>(東マ)は月極駐車場関連の遊休不動産活用事業を展開している。20年9月期は大幅増収増益予想である。21年9月期も収益拡大を期待したい。株価は戻り歩調だ。自律調整を交えながら18年の上場来高値を目指す展開を期待したい。

■月極駐車場関連の遊休不動産活用事業を展開

 月極駐車場情報検索ポータルサイト「カーパーキング」を経由して駐車場の紹介を行う月極駐車場紹介サービス、および駐車場オーナーから空き駐車場を借り上げて月極駐車場としてユーザーにサブリースする月極駐車場サブリースサービスなど、月極駐車場関連の遊休不動産活用事業を展開している。

 分譲マンション・オフィスビル(附置義務駐車施設)を中心に受託台数を拡大し、20年6月末時点の受託台数は1万870台となった。駐車場運営ノウハウを横展開する事業領域拡大戦略では、貸会議室Web予約システムのスマート会議室などを展開している。

 また子会社CGワークスは3DCGやVR技術を活用して、建物や空間の利用方法および完成イメージをグラフィックデータとして制作・販売するビジュアライゼーション事業を展開している。

■20年9月期大幅増収増益予想、21年9月期も収益拡大期待

 20年9月期連結業績予想(連結開始)は、売上高が39億28百万円(19年9月期単体決算27億28百万円)、営業利益が1億90百万円(同93百万円)、経常利益が1億89百万円(同94百万円)、純利益が1億17百万円(同56百万円)としている。

 第3四半期累計は売上高が27億48百万円、営業利益が1億07百万円だった。前年の単体決算との比較で41.7%増収、45.0%営業増益だった。サブリースサービスでの稼働台数増加、紹介サービスでの紹介件数増加で売上成長し、コスト面では新規営業人員の採用が一巡したことも寄与した。

 通期も大幅増収増益予想である。月極駐車場関連サービスの受託台数、稼働台数が堅調に推移する見込みだ。21年9月期も収益拡大を期待したい。

■株価は18年高値を目指す

 株価は3月の上場来安値から反発して戻り歩調だ。自律調整を交えながら18年の上場来高値を目指す展開を期待したい。10月9日の終値は6350円、時価総額は約93億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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