月面の放射線量は1日当たり1369マイクロシーベルト 2カ月の滞在が限度 中独研究

2020年9月29日 19:18

印刷

記事提供元:スラド

人が月面に滞在できる期間は2か月が限度であるようだ。中国・ドイツ合同研究チームが、Science Advancesに発表した内容から分かった(AFP)。

中国の月探査機「嫦娥(Chang'e)4号」が得たデータによると、月面の放射線量は、1日当たり1369マイクロシーベルトあったという。国際宇宙ステーション(ISS)内部よりも2~3倍と高いことから、宇宙飛行士の被曝量を考慮すると滞在期間は「およそ2か月が限度」であるとしている。対処法としては、月面に建築物を作り、その建築物を土壌で覆うことにより、滞在期間を延ばすことができるとしている。 

スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | サイエンス |

 関連ストーリー:
NASA、月の表土や石の価格見積を民間企業から公募 2020年09月13日
JAXAとトヨタ、与圧式月面探査車の愛称を「LUNAR CRUISER」に決定 2020年08月29日
NASAが月面で使用する与圧式有人探査車、トヨタが製造する可能性 2020年07月19日
NASAが惑星探査での汚染を防ぐガイドラインを更新。有人探査に向け現実的な方向に調整 2020年07月15日
日米、月面有人探査のアルテミス計画への協力で正式合意 2020年07月14日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事