大阪・心斎橋パルコが11月オープンへ、物販・飲食など約170店が集結

2020年9月17日 16:36

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心斎橋パルコのイメージ(左が心斎橋パルコ、右が大丸心斎橋店本館、J・フロントリテーリング発表資料より)

心斎橋パルコのイメージ(左が心斎橋パルコ、右が大丸心斎橋店本館、J・フロントリテーリング発表資料より)[写真拡大]

 大丸や松坂屋を運営するJ・フロントリテイリングは、大阪市中央区心斎橋筋の大丸心斎橋店北館を改装した跡に11月、商業施設の心斎橋パルコをオープンさせることを明らかにした。2019年11月オープンの新生渋谷パルコ、名古屋パルコと並ぶ旗艦店の位置づけで、2019年9月にリニューアルオープンした大丸心斎橋店本館とともに、心斎橋エリアの商業の中核を目指す。

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 心斎橋パルコの建物は地下2階、地上14階建て延べ約5万8,000平方メートル。約130億円を投資して約170の物販店、飲食店、シネマコンプレックスなどを集め、年間のテナント売上高目標を220億円に置く。大丸心斎橋店本館とは地下の大阪メトロ御堂筋線の心斎橋駅と地上2~10階で結ぶ。

 入居するテナントはパルコが得意とするアニメや若者向けファッション分野のほか、百貨店が強みを持つ高級飲食、高級ブランドも入居する。渋谷パルコで実現した都市型パルコの新しい形に百貨店の要素を加え、従来の商業施設の枠組みを超えた施設とする。

 大型専門店は7階に無印良品、9~11階に東急ハンズが入居する。13階は「御堂筋ダイニング」と名付けた飲食街、14階はイベントスペースとし、イベントホールと劇場が入る。1階はラグジュアリーゾーンとし、心斎橋にふさわしい高級ブランドが集結する。さらに、期間限定で高級ブランド店がオープンし、第1弾がスイスの高級時計「ウブロ」となる。

 地下2階は食堂街、地下1階は食物販とコスメゾーンで、関西のこだわり食物販や人気飲食店11店が集まる「よりみちデリ」には、イートインコーナーを設ける。2階は心斎橋パルコのファッション感を表現するフロア、3、4階はファッションとカルチャーのゾーンとし、5階はファッションとグッズ、サービスの店舗を配置する。

 6階は体験型アミューズメント、ミニシアター、ゲームやアニメのキャラクターグッズ店が並び、8階はゴルフショップ、12階はシネマコンプレックスとなる。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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