新宿駅西口再開発、駅と商業・業務施設を高層ビルに 小田急と東京メトロが発表

2020年9月10日 07:05

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新宿駅西口再開発の施設イメージ(小田急電鉄発表資料より)

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 東京圏の国家戦略特区都市再生プロジェクトとして進める東京都新宿区の新宿駅西口再開発で、小田急電鉄と東京地下鉄(東京メトロ)は9日、計画の概要を発表した。地下5階地上48階建ての高層ビルを建築、高層階をオフィス、中低層階と地階を商業施設、小田急、東京メトロの駅業務施設とする内容で、2029年度の完成を目指す。

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 高層ビルは新宿駅西口駅前広場に面した約1万6,000平方メートルの敷地に建てられる。高さは約260メートルで、延べ床面積が約28万平方メートル。地下1、2階に東京メトロ丸ノ内線の新宿駅、地下1階と地上1階に小田急新宿駅が設けられ、2階から11階に商業施設、12、13階にビジネス創発施設、14階以上にオフィスが入る。

 9階から14階には東京の景色を一望できる多層階の滞留空間「スカイコリドー」を整備する。3、4階には休憩や待ち合わせに利用できる交流広場、地下1階と地上1階には西口駅前広場と一体になって機能する歩行者空間の交通広場を置く。

 ビジネス創発施設はワークショップやセッションなどのイベント、ベンチャー企業と投資家のマッチング、新サービスや新商品のテストの場となる機能を備え、日本経済の弱点といわれるイノベーションを新宿から発信することを目指す。

 防災面では中低層階に3,400人収容が可能な一時滞在施設を設置するとともに、災害時に強く、環境負荷を軽減できる施設とするため、地域冷暖房による熱供給受け入れ、隣接する駐車場との電力ネットワーク構築、耐震性に優れた中圧ガスなどを利用した非常用発電機、蓄熱槽の設置などを進める。

 新宿駅は1日の乗降客が約380万人を数える世界一のターミナルだが、鉄道や幹線道路、駅前広場を横断できる空間が不足し、駅と街の移動がしにくい面を持っている。駅の構造も複雑で分かりにくく、駅ビルや駅関連施設の老朽化が進んでいる。

 新施設はこうした課題を解消し、国際都市東京の拠点にふさわしい形にするためのもので、小田急電鉄と東京地下鉄は2022年度の着工を予定している。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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