東京神宮前六丁目再開発、奇抜な外観のビル構想を発表 2022年度完成予定

2020年9月8日 16:27

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神宮前六丁目再開発ビルの完成イメージ(東急不動産発表資料より)

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 東京都渋谷区神宮前の表参道と明治通りが交差する神宮前交差点沿いで計画されている、神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業で、東急不動産と神六再開発は壊れたコップのようにも見える奇抜な再開発ビルの外観を明らかにした。11月から建築工事にかかり、2022年度に完成させる予定で、原宿・表参道エリアの新しいランドマークとなりそうだ。

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 建物は地下2階、地上10階建て延べ約2万平方メートル。神宮前交差点の南西角に位置し、店舗を中心としたビルになるが、公共施設の入居や屋上への広場設置も予定されている。1月に権利変換計画が認可され、3月からオリンピアアネックスなどがある敷地面積約3,000平方メートルで、建物の取り壊しが進められてきた。施設の建設により、区道650号が廃止されて変則5差路が解消される。

 施設は建築家の平田晃久・京都大学大学院工学研究科教授が外装と屋上をデザインしたもので、壊れてひび割れたコップを置いたような奇抜な外観。「まちを編む」をコンセプトに古と新、外と内の融合など共存しながら未来につなげるまちづくりをイメージしたという。

 ガラスの外装は2つのエリアに分かれる。反射率の高いガラスを採用した「umiエリア」では、ケヤキ並木の緑や街を歩く人たち、青い空をガラス面に映し込む。もう1つの「shimaエリア」では、建物内部の店舗が発信するにぎわいをガラス越しに見せる。さまざまなものがニットのように絡み合って共存する原宿・表参道エリアを表現する狙いがある。

 ガラスは熱負荷の低減に効果がある素材を活用し、現代的でシャープなデザイン性を強調するだけでなく、環境にも配慮する。

 東急不動産は原宿・表参道エリアや青山、代官山などを含むJR渋谷駅周辺を広域渋谷圏と位置づけ、時代に合わせた都市の再開発を進めている。今回の再開発もその一環で、広域渋谷圏の発展に寄与する施設にしたいとしている。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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