トヨタとJAXA、月面探査モビリティの愛称を「ルナ・クルーザー」に決定

2020年8月30日 07:44

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LUNAR CRUISERのイメージ(画像: トヨタ自動車の発表資料より)

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 トヨタ自動車と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、共同で研究開発を進めている月面用モビリティ「有人与圧ローバ 」の愛称を「LUNAR CRUISER(ルナ・クルーザー)」と命名したことを発表した。燃料電池車(FCV)の技術を利用して、有人月面探査を行う。

【こちらも】JAXAとトヨタ、宇宙探査挑戦で合意 月探査機「有人与圧ローバ」公開

■「ルナ・クルーザー」の概要

 「ルナ・クルーザー」のコンセプト案は、全長6.0m 、全幅5.2m、全高3.8mとおよそマイクロバス2台分の大きさである。車両には2名が滞在予定となっており、緊急時には最大4名が滞在可能となる。居住空間は4畳半ワンルーム程度の広さの13立方メートル。FCVは空気中にあるPMなどの有害物質を削減して排出する、「マイナスエミッション」の特徴を持っているため、今回採用される予定だ。

 「ルナ・クルーザー」という名称は、開発に関わる技術者や一般人にも親しみを持ってもらえるような車であることと、トヨタのラインアップにある「LAND CRUISER(ランドクルーザー)」の「必ず生きて帰ってくる」という精神を継承していきたいとのことで、命名されたという。

■計画の概要

 「ルナ・クルーザー」の製作は2019年3月にトヨタとJAXAで合意された、国際宇宙探査ミッションでの協業に基づく。2019年6月には共同研究協定として正式に締結されており、具体的な研究開発がスタートしている。これによりトヨタは専門組織「月面探査車開発」 を立ち上げ、約30名規模の人員を配置している。

 2020年度の予定は、タイヤの試作や走行評価、VRや原寸大模型を活用した各機器の配置検討、各コンポーネントの試作などに取り組んでいる。今後の予定案は、2022年に試作車製作・評価、月極域での走行データの実証などを行い、2024年にはエンジニアリングモデルの製作、フライトモデルと呼ばれる実機の設計、そして2027年にフライトモデルの製作や性能品質検証が行われる予定だ。

 気になる打ち上げだが、トヨタとJAXAは2020年代後半を目指している。その後の月面社会のビジョンや課題なども、両者および三菱重工業が幹事となって開催している「有人与圧ローバが拓く“月面社会”勉強会(通称、チームジャパン勉強会)」にて意見交換を進めているという。(記事:キーパー・記事一覧を見る

関連キーワードトヨタ自動車ランドクルーザー燃料電池宇宙航空研究開発機構(JAXA)

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