ホンダ、新型EV「Honda e」を10月30日発売 世界初の5スクリーンによるワイドビインパネ採用

2020年8月29日 07:35

小

中

大

印刷

「Honda e」(プラチナホワイト・パール)(画像: 本田技研工業の発表資料より)

「Honda e」(プラチナホワイト・パール)(画像: 本田技研工業の発表資料より)[写真拡大]

写真の拡大

  • 「Honda e」(チャージイエロー)
  • 「Honda e」
  • 「Honda e」
  • 「Honda e」

 ホンダは27日、新型電気自動車(EV)「Honda e」を10月30日に全国のディーラーを通じて発売すると発表した。

【こちらも】ホンダのピュアEV「Honda e」、10月に正式発売 年間1000台の販売見込む

■「Honda e」基本スペックと価格

 「Honda e」は、「Seamless life creator(シームレスライフクリエーター)」の開発コンセプトに沿って作られた新型EVだ。二酸化炭素の排出量が多い都市に対応したシティユースをメインターゲットに置いており、車両もコンパクトで2BOXのシルエットを採用している。乗車定員は4人。

 EVはモーターを使用して走行をする。「Honda e」はMCF5と呼ばれるV6 3.0Lエンジンに匹敵する大トルクモーターを採用、最大トルクは315N・m。最大走行距離は、「Honda e」が283km(WLTCモード)、「Honda e Advance」は259km(WLTCモード)。駆動方式はRR(リアモーター/リアドライブ)を採用した。

 充電は公共DC充電設備にある急速充電を利用した場合、充電警告点灯から30分で80%まで充電できる。満充電は、3.2kWまでの家庭用コンセントを使用した場合は9.6時間以上、6.0kWまでの家庭用コンセントの場合は、5.2時間以上となっている。価格に関しては「Honda e」が451万円(いずれも消費税込み)、「Honda e Advance」が495万円となる。

■注目は世界初の5スクリーンインストルメントパネル

 「Honda e」の注目すべきポイントは、先述したシームレスさや未来への先進性である。その考え方から生まれたのが、世界初の5スクリーンインストルメントパネルだ。

 運転席前の「メータースクリーン」、センターから助手席にかけて12.3インチのスクリーンを2枚並べた「ワイドスクリーン Honda CONNECT ディスプレー」、サイドミラーの代わりとなる「サイドカメラミラーシステム」の5つのスクリーンが存在しており、現在特許申請中という。

 「ワイドスクリーン Honda CONNECT ディスプレー」は、複数の画面を同時に水平表示できるため、運転席側はナビ、助手席側は音楽など乗員にあったシーンで使うことができる。

 また、アプリセンターを経由して専用のアプリもダウンード可能だ。画面タッチで魚に餌を与えることができる水槽のアプリなど、ユニークなアプリも用意されている。

 音声認識にも対応しているため、「Ok, Honda」とワイドスクリーンに話すことで、Hondaパーソナルアシスタントが起動し、ユーザーの要望にも応えてくれる。Hondaパーソナルアシスタントにはイラストキャラクターが複数存在し、状況に応じて動いたり、寝てしまったりなどここにも遊び心がある。

 「サイドカメラミラーシステム」は、従来のミラーがカメラとなったものだ。このシステムは量産車として世界初の標準装備で、カメラは170万画素の高精細カメラを採用。6インチのスクリーンは、走行シーンに応じて最適な明るさに調整する。画面表示がどれだけはっきりくっきり写るかと、ミラーからカメラに変わったことで起きる遠近感の把握がうまくできるかは、気になる点だ。

■デザインはモダン&シンプル

 エクステリアは、余計なスタイリングの要素を廃止したことでとてもシンプルになった。アイコニックな要素を含んでおり、デザインのノイズも抑えられている。

 フロントグリルにはヘッドライト、マルチビューカメラ、レーダーリッドを集約し、リアパネルの黒い部分にリアコンビランプ、バックランプ、マルチニューカメラ、テールゲートハンドルを集約。ワイパーはボンネットが覆いかぶさることで見えなくなった。

 アウターハンドルも高級車に採用されているフラッシュアウターハンドルを採用し、ロックセンサーなどをすべて内側に配置した。後席アウターハンドルはリアドアのブラックアウトした部分に極めて小型のものが配置されている。

 その他では、ルーフ部分は全面ガラスのスカイルーフ、機能美と独創性を追求したホイールデザイン、車幅内に収められたサイドカメラなどがある。

 インテリアデザインは上質さを表現するアイテムを多く採用した。フロントはウッド調デザインを多く使用し、リアシートはソファーらしさを作るため、シートバックを一体化。スイッチやパネルはピアノブラックを使いシンプルに、ルームライトはダウンライトタイプを採用したことでリビングのような室内空間を作りだす。

■つながるモビリティ

 「Honda e」は常時インターネット接続がされ、Honda ALSOK駆けつけサービスや、緊急サポートセンター、Hondaパーソナルアシスタント、Wi-Fiなどが使用可能だ。Wi-Fiが使えるということは、各種動画サービスやリモートワークができる。車内が会議室になることもあるだろう。

 また、専用アプリであるHonda リモート操作をダウンロードすることでスマートフォンがキーとなり、車両の解錠からパワーオンまで可能となった。

 第1期のオーダーは8月27日から開始され、納車目安は11月以降となっており、台数は数百台とされている。(記事:キーパー・記事一覧を見る

関連キーワード本田技研工業電気自動車Honda e

関連記事

広告

財経アクセスランキング