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ウエルシアHD、福井のHCみつわと資本業務提携 福井進出の足掛かりに
ドラッグストア大手のウエルシアホールディングス(以下、ウエルシアHD)は18日、取締役会を開き、福井県を地盤とするホームセンターみつわ(以下、HCみつわ)と資本業務提携を結ぶ合意書の締結に同意した。HCみつわが運営する福井県内3店舗の譲渡を受け、福井県へ本格進出する足掛かりとする。
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ウエルシアHDはHCみつわの第三者割当増資による新株式を取得する。取得価額は非開示としているが、取得株式数はHCみつわの発行済み株式数の14.5%に当たる4,882株となる。ウエルシアHDは2021年度2月期決算に与える影響を軽微としている。
業務提携では、HCみつわが運営する福井県福井市北四ツ居町の四ツ居店、鯖江市上河端町の鯖江店、敦賀市中央町の敦賀店の計3店をウエルシアHD傘下のウエルシア薬局に譲渡し、ホームセンター運営のノウハウをウエルシアグループに伝授する。ウエルシアグループは商品供給や店舗運営でHCみつわと連携し、営業力強化に協力する。
ウエルシアHDの第三者割当引受契約と、ウエルシア薬局の事業譲渡契約は10月下旬に締結する予定。第三者割当増資の払込日と事業譲渡日は12月1日を目標にしている。
HCみつわは1976年4月の設立。資本金3,000万円で、福井市川合鷲塚町に本社を置き、福井県の嶺北地方でホームセンター8店舗を運営しているほか、2008年から「みつわスタイル」というインターネット販売サイトを開設している。
ドラッグストア業界はウエルシアグループをはじめとする大手と中小業者が入り乱れて激しい販売競争を続けている。飲料品や食品を並べる店舗が増えてきたこともあり、スーパーやコンビニエンスストアとの競合も激化している。
関東地方を中心に東北から中四国地方まででドラッグストアを展開するウエルシアグループにとって、福井県は未進出地で、早期に店舗網を拡充させて認知度を高めるとともに、ドラッグストアでの販売に適合したホームセンターの商材を導入するため、HCみつわと手を組むことにした。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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