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米国株見通し:底堅い値動きか、ISM製造業の改善を好感も
記事提供元:フィスコ
*15:55JST 米国株見通し:底堅い値動きか、ISM製造業の改善を好感も
(15時50分現在)
S&P500先物 3,077.88(-12.37)
ナスダック100先物 10,119.38(-27.87)
グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は130ドル安。欧州株安も波及する見通しで、今晩の米株式市場は売り先行となりそうだ。
6月30日の主要3指数は続伸。ダウは217ドル高の25812ドルで取引を終えた。この日発表された消費者信頼感指数が予想外に堅調な内容となり、市場心理を一段と改善させた。また、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は議会証言で消費や雇用の回復が当初の想定よりも早いとの認識を示し、早期持ち直しへの思惑が広がった。ただ、複数の州での新型コロナウイルスの感染再拡大への警戒感で買いは慎重となり、指数の上昇は抑制された。
本日も底堅い内容を予想したい。中国での「香港国家安全維持法」成立で対中関係の悪化が見込まれ、軟調スタートとなりそうだ。ただ、足元で発表された中国の強い経済指標が好感され、関連株を中心に買いが強まる見通し。また、今晩発表の経済指標で、ADP雇用統計とISM製造業景況指数はいずれも改善が予想される。特に、ISM指数は景気の拡大・縮小の境目である50近くに持ち直せば、株買い要因に。もっとも、明日の雇用統計を控え、買いは限定的とみる。《TY》
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