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ISSのトイレが秋に大幅アップデート 有人火星探査船用の試験も兼ねる
taraiok曰く、
今年後半、国際宇宙ステーション(ISS)のトイレが大幅にアップデートされるそうだ(SPACE.COM、Slashdot)。
この最新トイレは「Universal Waste Management System(UWMS)」と名付けられており、有人火星探査といった長時間の生活のお供となることを想定して設計されている。現在ISSの米国施設で提供されているトイレは1990年代に設計されたもので、女性による利用に問題があるとのことだが、新トイレでは軽量化や小型化を行いつつ、より快適に利用できるような強化が行われているという。また、機能面でも廃棄物を圧縮する装置の強化などを行っているそうだ。
さらに大きな変更点として、微小重力下で体をトイレに固定する方法が変更された。今までのトイレは太ももを金具で固定していたが、新トイレではつま先で足を引っかける単純なスリッパ方式に変更されるという。これはISSのロシア施設にあるトイレの機能を模倣したものだそうだ。
SPACE.COMの記事にはプロトタイプの写真も掲載されているが、ゴミ箱のような円筒形の便座にタンクなどを組み合わせた構造になっているようだ。
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