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三越伊勢丹のオンライン接待(三越伊勢丹発表資料より)[写真拡大]
三越伊勢丹の新しい公式アプリ「三越伊勢丹アプリ」が9日、本格始動する。自宅にいながら百貨店ならではの手厚い接待を受けられることが特徴で、実店舗にデジタル技術を大胆に導入、情報収集から買い物までオンラインで完結できるようにする。
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オンライン接客は既に東京都新宿区の伊勢丹新宿本店のランドセル売り場で試行している。アプリから予約でき、Web会議ツールの「Zoom(ズーム)」やビジネスチャットの「LINE WORKS(ラインワークス)」を使い、無料で販売員のアドバイスを受けられる仕組み。今後、対象店舗やフロアを拡大していく予定で、夏ごろには婦人、紳士用品やリビング用品などに対象を広げる。
アプリ上では、「伊勢丹オンラインストア」と「三越オンラインストア」など多数に分散していた同社のECショップを「三越伊勢丹オンラインストア」に統合、掲載する商品はこれまでの2倍近い約10万点を並べる。このほか、伝票の電子化や商品解説動画の公開も一部スタートする。
さらに、三越伊勢丹グループの各店舗、キャンペーン、出店ブランドなどの情報に加え、販売員の接客力や目利きを生かした記事を公開する。食品を中心に店舗だけで取り扱う商品も掲載し、来店前に検討しやすくする。
百貨店業界は若者の百貨店離れや地方の人口減少、高齢化の進行などから、長く冬の時代が続いている。そこへ新型コロナウイルスの感染拡大が追い打ちをかけ、都心部の店舗に集まっていた訪日外国人客も消えた。
三越伊勢丹は現状を打開するために、実店舗にデジタル技術を導入して顧客と新しいコミュニケーションを確立する必要があると考え、デジタルサービスの大胆な拡充に踏み切った。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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