4月の百貨店、SC売上はともに大幅減 百貨店のインバウンドは98.5%減

2020年5月23日 10:14

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 4月の百貨店とショッピングセンターの売上動向が発表され、営業自粛でどちらも大きく落ち込んだことが分かった。ただしショッピングセンターでは5月に入り回復の傾向があるともしている。

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■百貨店は過去最大の落ち込み

 22日、日本百貨店協会が4月の全国百貨店売上高概況を発表した。4月の全国百貨店売上高は前年同月比72.8%減の1,208億9,398万6,000円となり、7カ月連続でマイナスになるとともに、1965年1月の統計開始以来最大のマイナス幅となった。

 新型コロナウィルスより営業自粛が拡大したことで入店客数が8割弱のマイナスとなり、また訪日客の減少でインバウンドは客数が99.5%減、売上高が98.5%減になった。

■福岡では前年同月比85%減

 都市別、都市以外の地区別では全ての都市・地区でマイナスとなっており、都市別では大阪(前年同月比78.9%減、以下同じ)、福岡(85.8%減)が、地区別では関東(69.3%減)、四国(67.1%減)のマイナス幅が大きかった。都市では札幌(69.8%減)、仙台(62.1%減)、地区では北海道(46.3%減)、東北(47.5%減)が比較的マイナス幅が小さかった。

 商品別でも全ての商品でマイナスとなっており、特に衣料品(82.7%減)、身のまわり品(82.8%減)でマイナス幅が大きい。一方で売り場を開けていたこともあり、家庭用品(59.6%減)、食料品(53.0%減)でマイナス幅が比較的小さくなっている。

■テナントが過去最大の落ち込み

 同日、日本ショッピングセンター協会が4月のSC販売統計調査報告を発表した。4月の既存店売上高は前年同月比68.8%減の1,651億3,801万5,000円となり、7カ月連続でマイナスとなった。このうちテナントは同76.2%減の1,017億2,475万4,000円、キーテナントは同37.2%減の634億1,326万1,000円となり、ともに7カ月連続でマイナス。

 新型コロナウィルスより営業自粛が売上不振の原因ながら、周辺地域のキーテナントでは食品スーパーなどが営業を継続したことで落ち込みが限定的だった一方、休業期間が長期間に及んだテナントは過去最大の落ち込みになった。ただし足元では5月になって営業を再開するショッピングセンターが出ていることから、「順調な売上動向が見られる」という。

■千葉、大阪、福岡が8割超のマイナス

 大都市、その他の地域別では百貨店同様に全てマイナスに。特に大都市では千葉市(前年同月比:80.7%減、以下同じ)、大阪市(83.1%減)、福岡市(85.9%減)、その他の地域では北海道(72.5%減)、関東(68.9%減)などでマイナス幅が大きい。反対に京都市(42.2%減)、広島市(56.3%減)、東北(52.6%減)、中国(56.5%減)、四国(53.3%減)でマイナス幅が比較的小さかった。(記事:県田勢・記事一覧を見る

関連キーワードインバウンド帝国データバンク百貨店売上高

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